斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の私的情報を漏えいしたとして、元総務部長を刑事告発するよう県議会の4会派が県に申し入れたことに対し、知事は「刑事告発はしない」と述べました。
斎藤知事への告発文書問題を巡っては、告発した元西播磨県民局長の公用パソコンにあった私的情報が県議らに漏えいし、5月、第三者調査委員会は、元総務部長が漏えいしたとする調査結果を公表しました。
県は元総務部長を停職3か月の懲戒処分としましたが、社会的・経済的制裁を受けているとして、刑事告発はしない方針を示していました。
しかし、県議会の主要4会派は3日、元総務部長を地方公務員法の守秘義務違反の疑いで刑事告発するよう県に申し入れをしていました。
これについて、斎藤知事は4日の定例会見で「刑事告発はしない」と改めて述べました。
元総務部長は「漏えいは知事の指示だった」と話していて、6日、再開する県議会で厳しい追及が予想されます。

