
監督を務めた宮城県出身の佐藤そのみさん(28)

東日本大震災から14年となるのを前に、津波で妹を亡くした女性が、震災を題材に制作した映画の上映が神戸の映画館で始まりました。
兵庫県神戸市中央区の元町映画館で上映が始まったのは、東日本大震災を題材にした「春をかさねて」と「あなたの瞳に話せたら」です。
監督を務めた宮城県出身の佐藤そのみさん(28)は、東日本大震災の津波で84人が犠牲となった石巻市立大川小学校で2歳年下の妹を亡くしました。
「春をかさねて」は被災した女子中学生の震災後の日々を描いた劇映画、「あなたの瞳に話せたら」は震災で友人や家族を亡くした人に向き合ったドキュメンタリー映画です。
また、佐藤さんは神戸で上映することについての思いも語っていました。
2本の映画は3月14日まで、元町映画館で上映されます。