献体の遺骨返還6年半怠る 兵庫医科大に150万円の賠償命令

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研究のため提供された遺体を無断で火葬し、遺骨の返還も怠ったとして遺族が兵庫医科大学に損害賠償を求めていた裁判で、神戸地裁は、大学側に150万円の支払いを命じました。

訴えを起こしていたのは2014年に82歳で亡くなった?橋純一さんの60代の長女です。

判決などによりますと、兵庫医科大学は2014年に献体を受け翌年には解剖を終えて火葬していたものの、2021年に遺族から問い合わせがあるまで遺骨の返還を怠ったということです。

遺族は遺体を連絡なく火葬し、遺骨も6年半返還せず、精神的な苦痛を負ったとして大学側に対し、1100万円の損害賠償を求めていました。

2月27日の判決で神戸地裁は、「遺族の精神的な苦痛は軽視できない」などとして、大学側に150万円の支払いを命じました。

遺族は「感情のもつれが評価されず納得できない」としています

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