■街角から初V盛り上げ
J1首位を走るヴィッセル神戸は11月12日(第32節)、3位の浦和レッズとアウェイ(埼玉スタジアム2002)で戦う。
前節までで勝点62。
2位の横浜F・マリノスに「2」差、3位レッズとは「8」差をつけている。
ヴィッセルは11日、神戸・元町の大丸神戸店前のコンテナハウス「multi-BASE」で、順位表や選手コメントなどの展示を開始した。
選手を描いた大型パネルも設置され、悲願のJ1初優勝へ市民の関心を集め、機運を盛り上げる。
■得点イメージある
11日、試合前日のリモート取材に応じた吉田孝行監督は、冒頭「勝点3を取るだけです」と一言。
残り3試合となった心境などを問われ、「勝点差が詰まっているとかは意識しない。アウェイで難しい環境かもしれないが、たくさんの観客の中で試合できるのは自分も選手もやりがいがある。迷いなく、やるべきことを整理して、臨みたい」と答えた。
今シーズン、レッズは失点がリーグ最少の「22」だが、「どうやって得点するかのイメージは自分の中にもあるし、選手も共有している。相手のディフェンスライン、ツーセンターの所はストロングなので、しっかり対策していきたい」。
■万全な状態
練習を終えてリモート取材に応じたGK前川黛也(だいや)は、「あしたは本当に負けてはいけない試合。相当な覚悟を持って戦いたい」と決意を語った。
前川は8日、日本代表に再び選ばれた。
負傷した左手小指の状態を問われ、「良くなっている。万全な状態で臨める。(痛みが)完全にないと言うとウソになるが、ほぼほぼ、痛みなくやれます」と答えた。
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ヴィッセル神戸は、レッズ戦の後、25日にホーム最終戦(vs名古屋グランパス)、12月3日にシーズン最終戦(vsガンバ大阪)を残すだけとなった。
初Vへ残り3戦、勝ち進むしかない!
(浮田信明)