「忘れてほしくない」台風23号から19年 豊岡市で犠牲者追悼の集い

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兵庫県内で26人が亡くなった2004年の台風23号での被害から19年となった2023年10月20日、豊岡市で犠牲者を追悼する集いが営まれました。

豊岡市日高町浅倉で営まれた集いには、犠牲者の遺族や地元の住民、そして関貫久仁郎市長ら約50人が参列しました。

2004年の台風23号では兵庫県内で26人が犠牲となり、このうち、豊岡市日高町浅倉地区では、当時堤防がなかった円山川が氾濫し周辺の道路が冠水。
車が流され住民2人が亡くなりました。

堤防の早期完成を願って地元住民が2006年に「治水祈念の碑」を建立し、毎年集いを開いています。

(水害で妻を亡くした 周藤和正さん)
「こういうことがあったというのは忘れてほしくないのと、同じ思いをする人が増えてほしくない。そういうことを私たちは伝えていかなくてはならない、そういうふうに思っている」

日高地域での円山川の堤防工事は一部を除いてほぼ完成していて、周辺の治水整備が完了すれば、祈念の碑の横に「治水完成の碑」を建立するということです。

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