建設現場で働く人たちにスポットを当てたファッションコンテストが姫路市で開かれました。人材不足の業界のイメージアップと職人の地位向上を目指す取り組みを取材しました。

赤いじゅうたんの上を電動ドリルや足場板とともに登場する男性たち。

こちらは塗装ローラーを手にアピールする男性。スポットライトを浴び、はにかみながらの笑顔です。

建設現場で働く人たちのファッションコンテスト「GTK-1」。「GTK」とはガテン系のことで、体を張って仕事をする職人たちにスポットを当てようと、4日、姫路市で初めて開かれました。

コンテストには現場監督や溶接工など18人が参加し、働く姿をアピールしました。

審査員を務めるのは、格闘家の皇治さんら豪華メンバーです。イベントを主催するのはメンズコスメメーカーで、業界のイメージアップと職人の地位向上を目指したいとしています。

そして、後半は、一転して私服姿で再び登場。作業着姿とのギャップの大きさも審査対象ということで、釣りの姿や格闘技姿など、思い思いに普段の自分らしさを観客にＰＲしていました。

グランプリは、株式会社ヤマモトの佐々木る玖さんが受賞。とび職として働きながらボクシングで日本一を目指す姿勢が評価されました。

主催者は今後もイベントを通して建設業界の魅力をＰＲしていきたいとしています。