灘五郷の蔵元では、ことしも初夏の風物詩・梅酒の仕込みが始まっています。
灘五郷の蔵元では、毎年日本酒造りを終えたこの時期、夏場に使わない醸造用のタンクを有効活用して梅酒が造られます。
このうち、神戸市東灘区にある白鶴酒造の工場では、肉厚で皮が薄く加工にも適しているとされる和歌山県産の南高梅を使用。
昔ながらの製法を採用していて、収穫したての梅を作業員の手で丁寧に選別したあと、貯蔵タンクへと勢いよく投入し漬け込みます。
8月ごろに梅の実を引き上げ、その後、半年間熟成させるということです。
完成した梅酒は来年の春以降、順次全国へと出荷されます。