梅雨前線や台風2号の影響で、兵庫県では、2日の夜にかけて線状降水帯が発生して大雨の災害の危険性が高まる可能性があります。
神戸地方気象台は低い土地の浸水や河川の増水などに警戒するよう呼び掛けています。
神戸地方気象台によりますと、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるため、兵庫県では、2日の夜遅くにかけ、雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
予想される1時間の降水量は多いところで、北部で50ミリ、南部で60ミリとなっています。
南あわじ市は、土砂災害が発生するおそれが高まったため、警戒レベル4の避難指示を沼島地区の201世帯389人に出しました。
交通にも影響が出ています。
JR加古川線の一部の区間では、線路が冠水し、朝から駅員らが対応に追われています。
JR西日本は、加古川線の加古川-西脇市駅間と姫新線の姫路-上月駅間のきょうの運転を終日取りやめています。
兵庫県では、3日昼前にかけて大雨が予想されていて、神戸地方気象台が低い土地の浸水や、河川の増水・氾濫に警戒するよう呼び掛けています。