淡路島特産で幻の柑橘とも呼ばれる、ナルトオレンジの収穫が兵庫県洲本市で始まっています。
「ナルトオレンジ」は、江戸時代に淡路島で栽培が始まったとされる、さわやかな酸味とほろ苦さが特徴の柑橘類です。
かつては島内のおよそ200ヘクタールで栽培されていましたが、年々収穫量は減少。
現在では洲本市と淡路市の合わせて8.5ヘクタールでの生産にとどまっています。
ナルトオレンジを完全無農薬で栽培している、洲本市安乎町の「あわじ西岡ファーム」では、早くも収穫作業が始まっています。
ナルトオレンジは強い香りが熱を加えても残ることから、ジュースやマーマレードなどに加工されるケースも多いということです。
ナルトオレンジの収穫は、島内各地で7月ごろまで続きます。

