阪神淡路大震災の教訓を継承 神戸海上保安部と消防などが合同放水訓練

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28年前の阪神淡路大震災の教訓を継承しようと1月5日、神戸海上保安部と消防などが合同で放水訓練を行いました。

訓練は、神戸市内で直下型地震が起き、内陸部で火災が発生した想定で行われ、神戸海上保安部と神戸市消防局、それに兵庫県警が参加しました。 1995年1月17日の阪神淡路大震災では、各地で同時に火災が発生し、全国から巡視艇や消防車が集まって消火にあたりましたが、それぞれの消火ホースの形状が異なり、円滑な消火活動が行えない事態になりました。

震災後には各機関の消火ホースをつなぎ合わせる金具が配備されていて、訓練では警察が動線を確保した上で、巡視艇が消防車に海水を給水。給水支援を受けた消防が海に向かって放水しました。

神戸海上保安部 警備救難課長「職員の間でも当時の教訓を改めて見つめ直す良い機会になった。今後も訓練を重ねていってしっかりと対応できるような体制を整えていきたい」 神戸海上保安部は、震災を知らない世代の職員が増えていることから、今後も震災で得た教訓を継承するとともに、関係機関との連携を強化していきたいとしています。

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