香美町のゆかりの寺 円山応挙のふすま絵を特別公開

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兵庫県香美町にある円山応挙ゆかりの寺で、普段は収蔵庫に保管している応挙の描いたふすま絵が元の場所に戻され、期間限定で特別公開されています。

別名「応挙寺」とも呼ばれる香美町香住区の大乗寺の客殿には、江戸中期の画家・円山応挙とその一門が描いたふすま絵が165点もあり、すべてが国の重要文化財です。

この貴重なふすま絵を腐食などから守るため、複製画に入れ替え、現物は収蔵庫で保管していましたが、本来の場所にある様子を映像に残す作業のため、客殿に戻されたのに合わせて、「孔雀の間」などで応挙の描いた45点が特別公開されています。

応挙は、ふすまの開け閉めや差し込む光まで考え、部屋全体を立体的な作品として構成したとされています。

ふすま絵の実物の特別展示は来年3月15日までで、それ以降は客殿に実物を展示する予定はないということです。

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