西脇から世界に挑戦 完走率1%「世界一過酷なレース」

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みなさんは「エルズベルグロデオ」というレースを知っていますか?完走を目指して、世界一過酷なレースに挑戦する西脇市の男性を取材しました。

大自然の中を、駆け巡るバイク。ごつごつした岩や険しい斜面にも果敢に挑みます。バイクを操縦するのは西脇市出身のライダー・藤原慎也さんです。

(藤原さん)こちらがガレージになります。

藤原さんの実家にあるガレージには年代物のバイクがずらりと並んでいます。

(藤原さん)
おやじがバイク好きで。僕が小さい時からずっとバイク乗っているので、おやじがバイク乗っていたから僕もバイク乗ろうと。完全におやじの影響です。

藤原さんが始めたのは、モータースポーツの中でもトライアルという競技で、岩などの障害物をいか地面に足をつけずに乗り越えられるかを競います。

数々の大会で好成績を残し、2014年には25歳の若さで国内最高峰の「トライアル国際A級スーパークラス」に昇格しました。

さらに、ライダーとしての高みを目指して、トライアルとは異なる競技、エンデューロを始めました。

(藤原さん)
僕がやっているのはハードエンデューロといわれるやつで、1周20キロぐらいの山の中にコースが作られていて、いかに早く帰れるかという単純なルールのスポーツ。

藤原さんはことし6月、とある大会に挑みます。

(藤原さん)
「世界一過酷なレース」と呼ばれる「レッドブルエルズベルグロデオ」という大会があります。

「エルズベルグロデオ」は、オーストリアの鉱山を舞台に、4日間にわたって繰り広げられるバイクレースです。

(藤原さん)
世界中からライダーが集まってくる。本当に選りすぐった人たちばかりが来るんですけど、1500人ぐらい出場して完走できるのが1%といわれているぐらい。過酷どころか地獄のレース。

日本人ではこれまで5人の選手が出場しましたが、完走できたのはただひとりだけです。

(藤原さん)
もう10年以上になるんですけれど、僕のいるトライアル国際A級スーパークラスのライダーがエルズベルグロデオに出て、日本人で完走者になった人がひとりだけいます。

大会へのエントリー料やオーストリアへの渡航費用などはクラウドファンディングで調達し、わずか27時間で目標額を達成しました。

多くの人に支えられ日々トレーニングに励む藤原さん。練習場所も山や林など、自然の中のコースです。

(藤原さん)
地形がすぐに変わるので、ちょっとタイヤを回してしまうと(土が)掘れてしまってラインが変わったり、岩や根っこが下から出てきたり。
僕らの感覚でいうと1センチ進むごとに全部場所もラインも地形も違うのがめちゃくちゃ難しい。いかにマシンが良くてもテクニックがないと全然登れない。
これがレースだったらここで3時間ぐらい止まってる人がゴロゴロいるのがハードエンデューロなので、止まっている人たちの間をすり抜けて登っていくと楽しい。

(藤原さん)
本当にたくさんの方に応援もしてもらって、期待の声も多く寄せられているので。なにがなんでも絶対完走者になる、(日本人)2人目の完走者になるというのが自分の最大のミッション。今トレーニングを積んでいて、なれる自信があるので、見といてくださいという感じ。

生まれ育った西脇から、世界一過酷なレース「エルズベルグロデオ」へ。藤原さんは高い壁に挑み続けます。

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