兵庫県神戸市中央区にある憩いの場・東遊園地が公園として市民に親しまれるようになってから2025年で150年を迎え、記念の式典が開かれました。
式典には、神戸市の久元喜造市長をはじめ東遊園地を拠点に市内でスポーツ振興をはかってきた「神戸リガッタアンドアスレチック倶楽部」のメンバーなどが出席しました。
東遊園地は、神戸港が開港して間もない頃外国人居留地の一角に運動場としてつくられ、今から150年前に公園として国に認められました。
当時の外国人が「プレイグラウンド」と呼んでいたことから、直訳して「遊園地」と名付けられたとされ、人々がスポーツや交流を楽しんだということです。
また、30年前の阪神淡路大震災では、全国から届いた救援物資の配布場所や避難所として市民の命をつなぐ拠点に。
その後、震災犠牲者を悼むモニュメントも設置され、毎年追悼行事が行われています。
2023年に完了した再整備で新たに芝生広場やカフェも設けられ、世代を超えて人が集まる空間として親しまれています。
神戸市は、東遊園地の歩みを書籍にまとめ、園内のカフェなどで販売しています。

