11月5日の「世界津波の日」を前に、和歌山県串本町で、南海トラフ巨大地震を想定した避難訓練が行われました。
災害報道に生かそうと、関西の放送局の記者やアナウンサーも参加し、課題を探りました。
人口およそ1万3000人の和歌山県串本町。
南海トラフ巨大地震では、発生から最短数分で第一波が到達し、最大で18メートルの津波が予測されています。
訓練は、11月5日の「世界津波の日」を前に町内一斉に始まり、防災無線のアナウンスが流れた後、住民たちは高台などの一時避難場所を目指しました。
避難の課題をともに探り、今後の災害・防災報道に生かすため、関西の民放7局とNHK(大阪・和歌山)が訓練に参加し、串本町内の4つのエリアに分かれて取材。
サンテレビは、高齢化が進む田原地区を担当し、山への避難が難しい現状や報道に求めることなどの情報を共有しました。
関西の民放とNHKでは、訓練で得た情報をまとめ、11月6日、串本町で住民とともにシンポジウムを開く予定で、今後は、南あわじ市など他の自治体との連携も検討しています。
