丹波竜の化石が発掘された兵庫県丹波市では、ティラノサウルスの着ぐるみを着て走るレースが開かれました。
どこを見ても辺り一面、カラフルなティラノサウルスの着ぐるみの姿が。
参加したティラノサウルスは
「自分をさらけ出すところ。自分の本来の怪獣になれるところがすごく気持ちいいです。いつも人間に偽って生きているけど、本来の怪獣になりきって」
その名もティラノサウルスレース。恐竜の着ぐるみを着て走ります。
選手宣誓
「宣誓!我らティラノサウルス一同は、ここ丹波の大地において、意味があるとは思えないこのかけっこを通して、健全なる肉体と魂というギフトを手に入れるため、走って転んで笑って笑われて、きょう1日全力投球で楽しむことを誓います」
アメリカ発祥のこのレース。丹波竜など多数の化石が見つかった丹波市でも町おこしの一環で2023年から始まりました。参加頭数は約170頭。子どもの幼獣や大人の成獣が大玉を転がしたり、パン食い競争に挑戦したり。現代に蘇った恐竜たちが丹波の地を駆け抜けていました。
参加したティラノサウルスは
「こけたんですけど2番だったので良かったです。みんな同じように盛り上がって頑張るところがいいと思います」
「大人もこういうはっちゃける場がないと思う。童心に帰れるところがいいと思います」
(カメラマン)ハロウィーンならではのパフォーマンスですね。走ってみてどうでしたか?
「大変でした」
「前が見えないんですよ。でも、次も勝ちます!」
「運動にもいいんですけどやっぱり勉強ですね。恐竜、ティラノサウルスがこういうふうに走ってこういうふうに競走したということがちゃんと勉強できて良かったなと思いました」
地元の人もさまざまな国籍の人もみんながティラノサウルスになって、スポーツの秋を楽しんでしました。

