自民党旧安倍派の裏金事件を巡り、政治資金規正法違反の疑いで不起訴となった加田裕之参議院議員について、東京第1検察審査会が「不起訴不当」と議決したことが分かりました。
自民党などによりますと、兵庫選挙区選出の加田裕之参議院議員は、2020年から2022年までの政治資金収支報告書で、合わせて648万円の収支を記載していませんでした。
加田議員は政治資金規正法違反の疑いで告発され、2025年2月、東京地検特捜部は嫌疑不十分として不起訴としていました。
これについて東京第1検察審査会は、「検察は供述内容を裏付ける捜査をしていない」などとして、9月25日付けで「不起訴不当」と議決しました。
東京地検特捜部は、今後再び捜査し、改めて刑事処分について判断します。
