
茅葺き屋根の葺き替え修理が行われている「下谷上の舞台」

屋根に上り、職人から説明を聞く参加者ら
兵庫県神戸市北区にある農村歌舞伎舞台の茅葺き屋根の修理現場が、11日一般公開されました。
神戸市北区の「下谷上(しもたにがみ)の舞台」は、1840年からの歴史がある茅葺きの農村歌舞伎舞台専用の建物で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
現在、20年ぶりとなる茅葺き屋根の葺き替え修理が行われていて、11日、その模様が一般公開されました。
参加者はまず舞台の内部から、普段見ることのできない「大セリ」と呼ばれる昇降装置などを見学。
その後屋根に上り、全国の茅葺き屋根を手掛ける職人の相良育弥(さがら・いくや)さんから説明を聞いて、当時の技術者の創意工夫に思いを馳せていました。
葺き替えの修理作業は12月上旬に完了する予定だということです。