
(左)ヴィッセル神戸 吉田孝行監督、(右)29小松 蓮 /(C)VISSEL KOBE
■快進撃のJ3相模原と
天皇杯連覇をめざすJ1ヴィッセル神戸は8月27日、準々決勝でJ3・SC相模原(神奈川県代表)と対戦する(19時~ レモンガススタジアム平塚)。
相模原は、J1川崎フロンターレなど上位チームを次々と倒し、J1以外では唯一の8強入りを果たした。
一方、ヴィッセル神戸は、3回戦のJ2ヴァンフォーレ甲府戦で、敗退寸前に同点に追い付き、延長で勝利を決めたのに続き、4回戦の東洋大戦も大苦戦。
延長後半にFW宮代大聖が決勝点を挙げ、4年連続で8強入りした。
試合前日の26日、リモート取材に応じた吉田孝行監督は、快進撃の相模原について、
「攻守にやることを整理しているチーム。勢いもあるし、しっかり自分たちが試合の入りに集中しないと、勝てる相手ではない」と警戒。
ここまでの戦いについては、
「いろんな選手を使い、先を見据えながらやっているが、本当に苦戦している。結局、メンバー交代で、いつも出ている選手に助けられている。みんなで成長できるよう、もっとやらなければならない」と語った。
また7月にJ2秋田から完全移籍したFW小松蓮も取材に応じ、
「東洋大戦では前半で交代し、悔しい思いをした。ようやくチームにも慣れてきたので、まずはゴールを考えてプレーし、チームのタスクもしっかりやっていきたい」と意気込みを語った。
ヴィッセル神戸は2019年、2024年に天皇杯を制覇し、ことしは初の連覇をめざす。
一方、3連覇をめざすJ1リーグ戦は、首位と勝点「1」差の5位につけている。
(浮田信明)