落語家として人間国宝にも認定され、2015年に亡くなった桂米朝さんの噺家としての原点をたどる特別展が、出身地の姫路市で開かれています。
この特別展は落語家・桂米朝さんが生まれてから2025年で100年となるのを記念して企画されました。
桂米朝さんは1925年旧満州で生まれ、姫路市で育ちました。
父親の影響で幼少期から落語に親しみ、進学のために上京した先で寄席文化研究家の正岡容(いるる)に師事しました。
会場では2人の関係性が分かる資料や、四代目桂米團治に入門する前、陸軍での療養中に落語を演ずる喜びを知ったことが伺える日誌、同じ時期に書かれた初展示の自筆原稿など、噺家の原点といえる、貴重な資料を見ることができます。
この特別展は8月24日までイーグレひめじの姫路市民プラザで開かれています。

