8月で終戦から80年を迎えるのを前に、小野市の博物館で戦時下の人々の暮らしを紹介する企画展が開かれています。
小野市立好古館では、終戦の日を前に、戦時下の統制と節約の中で生き抜いた人々の暮らしを紹介する企画展「戦後80年戦時下のくらし」を開催しています。
展示されているのは、戦局を伝えた新聞記事や、出征する前夜の様子を納めた写真などおよそ90点。
このうち、寄せ書きの入った日の丸の旗や、フィリピン・ルソン島で命を落とした旧小野藩士の子孫の戦死公報など5点が、今回初めて出品されました。
友人や親戚など大切な人を亡くした人たちが残した手紙や電報といった文章は、戦争が奪ったものの大きさや平和や命の尊さを伝えています。
この企画展は9月15日まで、「小野市立好古館」で開かれています。

