兵庫県とJICA・国際協力機構などは、ウクライナで傷を負った兵士たちのリハビリを担う人材育成を支援するため、現地の医療従事者を招き研修を始めました。
兵庫県立総合リハビリテーションセンターに招かれたのは、ウクライナ・リウネ州で退役兵士の治療などに従事する医師や理学療法士など4人です。
ロシアからの軍事侵攻が続く中、ウクライナでは爆撃で脊髄を損傷するなどし、体を動かせなくなる人が増えています。
研修は、体の機能回復に必要なリハビリの専門家を育成しウクライナを支援しようと、兵庫県とJICA、それにウクライナ政府が企画しました。
初日の6月30日はまず、医師のオリハさんがウクライナの医療の現状と課題を日本の医師らに伝えました。
県立総合リハビリテーションセンターは国内有数のリハビリ拠点で、2025年2月にも、ウクライナから医療従事者を受け入れていて今回が2回目です。
研修は7月下旬まで続き、患者が車いすからベッドなどへ移動する時のサポート方法などを実習を交えて学ぶ予定です。
