神戸市東灘区の酒造会社では、収穫されたばかりの梅の実を漬け込んだ初夏の風物詩、梅酒の仕込みが始まりました。
日本酒「福寿」の蔵元としても有名な灘五郷の酒蔵「神戸酒心館」。
日本酒造りが落ち着くこの時期に始まるのが、濃厚な原酒に漬け込む梅酒の仕込み作業です。
収穫されたばかりの国産の南高梅、約1トンが使用されています。
種が小さく果肉が分厚いことから、梅酒の製造に適しており、1年間じっくりと漬け込むことで深みとコクを生み出します。
きょうは朝早くから職人たちが、アクやえぐみの元となるヘタをひとつずつ手作業でていねいに取り除いていました。
神戸酒心館広報部 幸徳伸也部長
「梅の爽やかな酸味 香り 濃厚な味わいを楽しめる梅酒、まずは梅酒の濃厚な味わいを楽しんでからロックなどで冷たくキリッとした状態を楽しんでほしい」
神戸酒心館では、2024年に仕込んだ梅酒が飲みごろを迎えていて、夏以降に百貨店や神戸酒心館のホームページなどで販売されるということです。

