兵庫県の発展に貢献した人に贈られる「県功労者」の表彰式が行われ、阪神淡路大震災からの復興を願う歌「しあわせ運べるように」を作詞・作曲した、臼井真(うすいまこと)さんらが出席しました。
県は、産業や教育、スポーツなど幅広い分野で地域に貢献した人を毎年、功労者として表彰していて、2025年は22の部門で39歳から95歳までの合わせて218人が受賞しました。
このうち、兵庫の名声を高めた「県勢高揚功労」には神戸親和大学の教授・臼井真さん(64)など4人が選ばれました。
阪神淡路大震災の発生当時、神戸の小学校で音楽教諭を務めていた臼井さんは、復興への願いを込め、「しあわせ運べるように」を作詞・作曲しました。
県内の小学校や追悼式典の他、国内外の被災地で歌い継がれ、臼井さん自身も歌唱指導や講演活動を通して今回、多くの人に感動を与えていることが評価されました。
この他、「県勢高揚功労」は、ホテルニューアワジ代表の木下紘一(きのしたこういち)さん(82)や、書家の黒田賢一(くろだけんいち)さん(78)、2024年の神戸世界パラ陸上で組織委員会会長を務めた増田明美(ますだあけみ)さん(61)が受賞しています。

