弥生時代に使われた、「銅鐸」を集めた特別展が播磨町の博物館で開かれています。
播磨町の考古博物館で開かれている特別展「弥生の至宝銅鐸」。
兵庫県で出土した銅鐸や製造に使われたとされる土器など約120点が展示されています。
約2000年前の弥生時代、祭りの場で使われてきたとされる銅鐸は、近畿地方を中心に見つかっていて、兵庫県が日本一の出土数を誇ります。
こちらは1メートルを超える大きさの「栄根銅鐸」。
元々音を聞くためだった銅鐸が仰ぎ見るためのものに変化していったといわれています。
また展示室では、材質や重量感が異なる銅鐸を実際に鳴らし、美しい音色を実際に聞いて楽しむことができます。
兵庫県立考古博物館 藤原怜史学芸員
「もともと小さかった銅鐸がだんだん大きくなっていくのが分かる、模様も繊細であったり緻密であったり、銅鐸が1カ所でたくさん見られる機会はあまりないのでぜひ銅鐸同士を比べて楽しんでいただきたい」
この特別展は6月29日まで県立考古博物館で開かれています。
