赤穂事件吉良邸討ち入りの中心人物とされる大石内蔵助の妻・大石理玖の人生を紹介する展覧会が、兵庫県豊岡市の歴史博物館で開かれています。
直筆の文書や、地図。 赤穂義士たちが描かれた絵図など、当時の暮らしぶりが分かる品々が展示されています。
豊岡市立歴史博物館で開かれている企画展「大石理玖と豊岡」は、赤穂義士の中心人物とされる大石内蔵助の妻で、豊岡出身の理玖の人生を通して、江戸時代を生きた女性たちの価値観や思いを考えてもらおうと企画されました。
理玖は夫・内蔵助の仇討ちに人生を翻弄されましたが、企画展では彼女が残した文書などを中心に、その人生を客観的に紹介しています。
豊岡市立歴史博物館の学芸員・西谷昭彦さんは「理玖さんは夫である内蔵助が赤穂事件で有名になってしまったことを受け、理玖さん本人も有名になってしまったことでこれだけたくさんの資料が残されるということになりました。
大石理玖という女性が江戸時代にこの豊岡の地で生まれたということを皆さんに知ってもらってどのような人物だったかということを今回の展示で知ってもらいたいです」と話していました。
この企画展は、11月29日まで開かれています。


