ヒーローは熊谷!

〈8/22 ヤクルト 1-3 阪神(神宮)〉

勝:桐敷
S:岩崎
敗:石山

先発は高橋遥人。
村上にソロの一発を浴びたとはいうものの、それはそれは素晴らしいピッチングだった。
打者が膝を崩して三振に仕留められる映像なんか、これがサンテレビなら全部集めて曲つけていい感じにしてくれるのにな。もったいない。
6回を投げて球数は76。被安打3、11奪三振の好投で、まだまだ投げられたけど7回、一死2塁の好機で打順が回ってきて代打。
くぅぅ…辛ぁ!まだ投げてほしかったけど、交代すんのかせんのかってところこそセの野球の見どころでもあり。そしてDH制が導入されればまた違った楽しみがあるのでもあり。
そんなことを思っていたら無得点。
今すぐDH導入せえ!!

遥人に勝ちをつけられない哀しみ。
1-1同点のまま継投に入るビジター球場。
そう、そもそもこの1点も5回、サード村上の守備のやらかしが重なって得た1点なのだ。
いくらリリーフ陣が頼りになるとは言っても厳しい。

8回裏。石井大智登場。
自らの悪送球とワイルドピッチで二死1,3塁という大ピンチを背負ってしまう。
連続無失点記録を伸ばしてほしいと思うより遥かに強く、ただこのピンチを無失点で帰ってきて欲しい、というシンプルな願い。
数字にすると
記録:3
ただ無失点:97
ぐらいの気持ち。

こんなピンチで出て来た代打が長岡(嫌すぎ)。
ストレートで押すバッテリー。坂本なんとかせい(しろー)(言うてる場合か)
3球目、痛烈な当たりはファースト大山のところへ。ここで大山がまた捕球し損ねてるもんだから、初めて「大山あああああ」の叫びがホームラン以外で出たわ。
しかしなんとか1塁ベース踏んで、アウト!
助かったあああああ!(涙目)

どうにもならない攻防戦は、延長戦に突入。
10回表、大山高寺のヒットで一死1,2塁としたところで、二走大山に代走小幡。
坂本が四球を選んでこの日3度目(!)の満塁。
打席は熊谷。
カウント0-2とあっという間に追い込まれてからの熊谷にとんでもない強さを見た。
手が届くかどうかのボール球もファウルにして粘った。一死満塁は、チャンスでもありピンチでもある。1点も与えない超のつく前進守備に、当てれば何かが起こるという執念の打席。
大山に代走小幡が出ているということは、このあとファーストの守備に就くのは他でもない熊谷だ。
そして、7球目。厳しいコースの球に食らいついて叩きつけたそのボールはショート長岡のグラブを弾いて転がった!
2人が還ってきた!!高寺ナイスラン!

熊谷、すごい。すごいよ。
ユーティリティー、なんでも屋、便利屋…色んな表現はあるけれど、全部足しても物足りない気がする。
野球にひたむきで必死で、泥臭くて、角刈り頭がよく似合う、今年30になるスーパーマンだ。

無失点のたすきを繋いだ及川、石井、桐敷、岩崎。今日もありがとう!

マジックは19。

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