〈7/5 DeNA 0-3 阪神(横浜)〉
勝:デュプランティエ
敗:大貫
前日休養の大山は定位置ファーストでスタメン。
7番ショートは熊谷。
…熊谷?
小幡に休養を与えたいと考えていたとしても、相手先発は右の大貫。小幡の打席内容は悪くない。なのに今日休養日なのか。へぇ。
一瞬疑問に思いつつもそれほど不思議なことだとは思わなかった。
なぜなら熊谷のスタメン起用は全くアリだからだ。
試合後藤川監督は、「現役が終わるまでチャンスはある」と言った。
この熊谷起用は、今控えに回っている選手や、ファームで汗を流す選手に強烈なメッセージになるね。
ただし簡単なことじゃない。
熊谷は、いつも準備して、出場機会がなかったとしても常にシミュレーションしながら試合に臨んでいる。
ベンチでは他の選手のバッティングも分析しながら見ている野球オタク。2年前だったか、1歳上の近本に独自の理論で助言し、感謝されたことがあるほど。
試合前の球場に姿を現すのも早い。
余談だけど、今一軍マネジャーを務める清水誉さんがサブマネだった頃、現役時代の鳥谷さんが毎日球場に来るのが早すぎて自分もその分早くなるのだと、笑って教えてくれたことがある。
今季は熊谷や、今はファームの木浪のために早起きしてくれてるんだろうか(笑)
だが、いくら準備してたって巡ってきたチャンスに結果が出なければ使われない。
前夜のタイムリー2ベースは熊谷自身にとっても本当に大きかった。
とはいえ、藤川監督は今日の結果が先に見えてたわけじゃないよね!?
先発起用のゲームで、プロ初の三塁打、プロ初の1試合3打点。
チームの全打点が熊谷の打撃によるものだ。
いくらなんでも出来過ぎだ、と思う一方で、当然だとも思える不思議な選手。
今でも十分きついがまだここから本格化する夏を前に本当に頼もしい。
そして前日休養の大山は猛打賞。休ませたことが間違いじゃなかったと証明してくれたから、これで他の選手も休ませられるね。
右京さんもマルチで、熊谷の3打点に貢献。
そして、なんといってもデュプランティエ!
散発3安打、108球で完封勝利。
打者はあっという間に追い込まれるからその前に打ちたいのだけど当たらない。
奪三振数はバウアーを超え95、セ・トップに躍り出た。
バウアーの投球回が100.1回、
デュプランティエは75.2回だからその凄まじさが際立つ。
味方ながらその存在感強すぎて怖いよ!(笑)
さぁ、何連勝だか知らんふりして、しっかり次またとるぞ!
[今日のヘルナンデス]
あかん!打った熊谷よりベンチのヘルナンデスの笑顔見たさが勝ってまう!
