…のまえに。
小山正明さんの訃報に触れ、寂しい気持ちです。
“精密機械”と称された抜群の制球力が持ち味だったと伝え聞く。
しかし残念ながら現役の頃を知らない私としては、打撃投手として毎日投げて強い肩ができたということや、ダブルヘッダーで投げてどっちも勝利投手になったなんていう今では考えられない数々の伝説的なお話が驚きとともに耳に残っている。
サンテレビボックス席の解説を長く務められたが、今のピッチャーへの注文はとくに多かった。完投にこだわりと誇りを持った昭和の大投手。
大きな身体でとても姿勢のいい方だったから本当にかっこよくて、野球の現場では厳しくても普段はみんなのお父さんみたいな笑顔の優しい素敵なレジェンド。
心よりご冥福をお祈りいたします。
〈4/24 DeNA 2-4 阪神(横浜)〉
勝:岩貞
S:桐敷
敗:森原
そんな日だったから先発の富田がワンチャン完投してくれたらなぁ。小山さんきっと喜んでくれたのになぁ。
5回じゃ叱られるぞ(笑)
初回のベイスターズに2点、2回にタイガースが1点。そのあとは両チームともに得点できず。
タイガースにおいては、ほぼ近本だけが一人で打ち続けていたというゲーム運び。チーム9安打のうち「近本4安打」は学会で発表しよう。
7回表、二死から近本(ここでも)が2ベースで出塁すると、2番中野が三遊間破るヒット。
近本が全速で三塁蹴ってホームイン。同点!
ネクストの森下が近本に「おいでおいで」したあと、レフト佐野からのバックホームが逸れると、塁上の中野に「回れ回れ」の大きなジェスチャー。
同点打の中野はかなりヒーローみあったが、この同点劇を一番いいところ(ネクスト)で観劇していた森下が舞台に上がったかと思うと初球ひっぱたいて確信の勝ち越し2ラン。
人差し指を突き上げ見えを切って、主役の座を一瞬にしてかっさらっていった。
マウンドの森原にしたら何が起こったのか整理する余裕もなかっただろう。きっと中野だってそうだ。中野が讃えられた時間は一体何秒だ。森下よ見事であった…(笑)
そして投手陣は6回からの継投。
1点追う6回のマウンドには岩貞。
ピンチも作ったが、代打の筒香をファウルフライに仕留めて勝利投手に。
嬉しいのに、小山さんならどうおっしゃったかって気になってるからあんまり大きな声で言えない(笑)
(岩貞おめでと!小声)
リリーフ陣の毎日の頑張りには黙って最敬礼。
今日は勝ってほしいゲームだったから、勝ってくれてありがとうだ!