〈4/9 阪神 1-0 広島（甲子園）〉
勝：村上
Ｓ：岩崎
敗：床田
朝。寒い。雨風が強い。傘が裏返ってさせない。それでも出勤する。濡れていく。髪の毛？怒ったときの湯婆婆。
なんてことない。夜の「甲子園開幕」のためだ。
雨は昼過ぎにはあがる予報だったから心配はしてなかった。
わーい！！
寒かったけどね、それでも甲子園に来られたことの喜びの方が
１００倍勝ってる。
今日は普段以上に急いだのだ。
どうしても山崎育三郎さんの生歌が聴きたい。甲子園開幕戦での国歌独唱。いや、ファンの方にも失礼なぐらい私は山崎育三郎さんをよく知らない。けれども、夏の甲子園で「栄冠は君に輝く」を歌われたのをテレビで視てから、一度聴いてみたいと思ってたのだ。甲子園で。
駅から甲子園の外周を急いでゲートへ向かう。「本日の試合」看板を撮り忘れる。忘れているのでそのまま人混みの中早歩きで一直線に座席に向かう。
着いた！…と同時ぐらいに山崎育三郎さん登場！わー！
すごいね。胸が震えるというかね、おごそかで、甲子園１００周年の幕開けに相応しい、素晴らしい歌声だった。
これで今日、どんな試合になったとしても、割に合ってる。
で、始球式までも務められるということを知らなくて、スーツからユニフォームに着替えて出てこられたときにはビックリした。
半袖ィ…！！寒いってば！(笑)
そして、あの投球にも超のつく足長スタイルにもビックリ。
いやーいいもの見たぞ。さらに今日、どんな試合になったとしても（２回目）。
さぁ行こう！
先発は村上、坂本のバッテリー。
３回で降板したDeNA戦から一週間。
連覇のために、村上の活躍は今年もデフォでなければならない。
大切なカード初戦、それも甲子園開幕戦でバックが最初から盛り立ててくれた。
先頭野間の左中間への当たりに、近本が真っ直ぐ突っ込んでスライディングキャッチ。
しかし芝生に引っ掛かってしまい弾かれたように何度も回転。足を痛めたように見えたから、ファインプレーに沸いたスタンドも一瞬で心配顔。
木浪がベンチに向かって大きくマルを作って、やっともう一段沸いた。
立ち上がり慎重になった村上には大きな大きな援護だった。
この回、よく守って無失点。いいスタートを切れた。
対するは新井監督率いる広島。
前カードの中日戦を３試合連続完封負けだって？具合悪そうだ。この日も出鼻をくじかれ、タイガースの継投の前に３安打に抑えられる。
だからといって楽勝ではないのも今のタイガース。
９安打とそれなりだったが、近本の１点のみ。…ってそれも近本！
試合前には「そろそろ（淡路島コンビの）二人でお立ち台立とうかって話してた」と笑う。
１点をとったあのライト前ヒットで二塁を狙いリプレー検証後にアウトとなったことも自虐ネタにしてしまう。
近本には「いい余裕」がある。
初回のプレーで痛めたであろう足も気になる。けれどそれを周囲に感じさせない頼もしさ。
「１番センター近本」が、この日もタイガースを引っ張った。
ああっ！いつもの調子なら１回表には球場へは着いてなかったから近本のビッグプレーは見られなかったはず。国歌独唱目当てに急いでよかった！(笑)
やっぱり「ホーム」甲子園で観る野球がどこよりもいいな！
試合終了は20:30ぐらい。寒かったから助かった！
ゲラ！岩崎！ありがとう！
［今日のノイジー］
初回の近本のビッグプレーで、おおきくめくれた芝生に気づいて拾うノイジー。
やさしく元の場所へ戻し足で踏んで直してた！
次のプレーにも影響しかねないからね！
グッジョブノイジー！
