次に繋がる延長戦

〈7/16 阪神 1-3 中日(甲子園)〉

勝:藤嶋
S:祖父江
敗:アルカンタラ

2回表、三塁線を抜かれてしまうサード糸原のポジショニングのまずさと、クッション処理を誤った陽川の守備が連なり1点を失った。
野球の神様って、やること出来てないと容赦ないよね。
どちらも防ぎようがあったと思うだけに、このあと何とか取り返してくれれば、と祈るような気持ちで見てた。

2回裏、先頭糸原はレフトへのヒットで出塁。中日サイドにもミスが出て早速チャンスが巡ってきた。
無死1,3塁、打席には陽川。
陽川はライトへフライをあげ、三走糸原がタッチアップ。
ところが糸原は途中で急ブレーキをかけて3塁へ進路を戻したが戻り切れずアウト。ダブルプレーとなった。
うわぁ……
ここまでくるとこの二人に遠からぬご縁すら感じてきた。
頑張れー!練習しろよー!めっちゃしろよー!

先発は才木。
甲子園で投げることはやはり違うのか、スタンドに高校時代の恩師が来られていたからか、復帰登板となったナゴヤのときとは全く違い、初回3人に投げ終えても笑顔は見せず表情を引き締めていた。

与えた点はくだんの1点のみ。自責ゼロで6回を投げ、それも大野雄大に負けず劣らずの投球内容だったことは自信にしてほしい。

で、この試合これで終わってたってなんの不思議もなかったのだけど、9回裏の近本が土壇場で才木の負けを消してくれた!
防御率0点台のR.マルティネスからこの日3本目のヒットで出塁すると、盗塁を成功させ、進塁打で3塁まで行くと、糸原の(また糸原出てくる!)ショートゴロでは、果敢にホームを狙い、足から滑り込んだ。
スタートを切るタイミングも、タッチをかいくぐる技術も、全てが完璧だった。
なにより、消極的だったチームメートにそのプレーを見せてくれたのは今日の勝敗関係なく、とても意味あることだった。

サトテルは力んでる?
いつもマイペースなサトテルも、大山さんの離脱で思ったより遥かに重圧を感じているのかもしれない。
でもこればっかりは佐藤輝明自身が乗り越えなければならない壁。

打たれたアルカンタラは責められん。
明日、また投げてほしい。

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