真剣勝負の引退試合

〈11/7 広島 0-2 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:秋山
S:スアレス
敗:中村祐

カープ石原慶幸の引退試合。
8回表、スタメン會澤に代わってキャッチャーマスクをかぶった。
少し目が赤くなってたようにも見えたが、タイガースの2番から始まる打順に好リード。

そして8回裏。
打席に立った石原に対し、矢野監督は能見さんをマウンドへ送った。
41歳の同級生対決に、突然雨が強くなった。
涙雨…?にしても、強すぎる。
だけど、対戦するふたりの間には、雨など関係なかったみたい。

能見さんは、マウンドへ上がる前から決めてたんだろう。
クロスファイアが決まる。
きっとあのボールは、石原でなくても手が出ない。
全5球の真剣勝負は、ストレート1本。
最後は高めで、ライトフライに打ち取った。
石原に敬意を払いつつも「でも最後は僕の勝ち」とニヤリと笑う能見さん。
一流の名勝負だった。

この演出のため、先発秋山は81球で降板したわけだが、被安打3、四死球ゼロの完封ペースだった。
秋山の制球が良すぎて、バッテリーを組んだ坂本の方を心配したぐらいだ。
リードさえ間違わなければ打たれない。逆に言うと…怖っ
あぁ、無難にできてよかった…

そして大山!
第28号ホームラン!打った瞬間だったが、雨のせいで空が真っ白で途中から見えなかったのだけど、場外だったか!これ、2本分にならん!?

それから先制打の木浪!
アウトにはなってしまったが、3塁狙う走塁良かった!

最後のズムスタでも、お別れの演出をしてもらい、笑顔で手を振る球児。
石原のTシャツ着て、恩返し。

最近、寂しいニュースで毎日のように泣かされているけれど、先発の秋山も、木浪も、大山にも、他の選手たちにも、消化試合などない。
あと少し、まだ本気を見られるということが、救い。

[今日のボーア]

ボーア帰国。
もしかしてまだチャンスはあるのかも、と思っていたけど、どうやらそれは夢に終わったよう。
タイガースのことも、日本のことも愛してくれたボーアは、タイガースの一員としてプレーできたことを誇りに思うとコメントを残した。

開幕直後、打てない日が続いて酷い言われようだったが、ボーアはバットでその雑音を掻き消した。
7月9日。無観客で迎えた甲子園開幕。
あの日のボーアのホームランはずっと忘れないと思う。
ボーア!タイガースにきてくれてありがとう。日本にきてくれてありがとう。

心残りがひとつ。
ボーアには、満員の甲子園で、大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周してもらいたかった。

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