小幡が守った!小幡が打った!

〈9/4 阪神 5-4 巨人(甲子園)〉

勝:西勇
S:スアレス
敗:戸郷

7月22日、ゲームの途中で戦列を離れた糸原が、周囲の予想より遥かに早く帰ってきた。とはいえ、糸原にとっては長く不安な日々だったと思う。
手術は成功、しかしバットを振れるか、一軍に自分の戻る場所はあるのか―そう、今セカンドは小幡が守っている。

試合前、注目したのはやはりこの日のセカンドのポジションに誰が入るのかということ。
糸原を待っていた身としては、少し前までなら「糸原」一択だったはずが、この日は小幡の名前であってほしいと願っていた。
小幡は、自分でチャンスをモノにして、スタメンの座を勝ち取った。それまで誰もそのポジションを奪い切れない中にあっての消去法ではない活躍で。
糸原帰ってきたからお役御免では、小幡のモチベーションはどうなるだろう。糸原復帰のゲームで使ってもらったことこそ意気に感じるだろうし、糸原の心にも火をつけたはずだ。
それに、今日の巨人先発は、難敵戸郷。
高校時代には、宮崎県選抜で共に戦った同級生。
矢野監督は、オーダーには迷いなく小幡の名前を入れたのでは。小幡が誰より戸郷を知っていることも、そして小幡が戸郷に燃やすライバル心は、十分過ぎる理由だ。

守備も走塁も期待以上の成果が出ている小幡に足りないのは打率。
小幡も自分でわかっているはず。
戸郷に対する小幡第一打席、初球を振ってのヒット。特に表情を変える様子はなかったが、やったという気持ちは大きかっただろうし、6回にはタイムリーヒット。さすがにこれには頬が緩んだ。
高卒の19歳。毎日続く試合、ましてや例年よりキツイ日程には、気持ちより体が先に持たなくなるだろう。
そしてそこは、毎日出ることを信条とする糸原先輩がライバルだ。
この二人のパフォーマンスをいいように使える監督は幸せだな。
糸原も出してな。(願望はすぐ口にするタイプ)

西は、序盤中盤、面白いように巨人打線のバットに空を切らせ、またはゴロに仕留めていたが、球数がかさんできた7回、小幡のエラーで出塁を許すと、連打を浴び失点。
西、そこ、もうちょっと踏ん張ってくれ><
巨人の反撃が始まった。
ここが勝負と代打攻勢。
3点差になって一死1,3塁。代打・重信。
打球は西のグラブに吸い込まれて、…西のフィールディングって落ち着いてていいよな!…1-6-3のダブルプレー!
カウント3-0から打ちにいった重信に、そして待ての指示を出さなかった巨人ベンチに、巨人ファンの間では賛否両論だと想像は容易いが、んなもん知るか。めっさ怖かったんやぞ(笑)

そして、5点のリードもあったのに、8回さらに点を加えられ、1点差に。1点差!!
二死1塁。西はここまで。
バッターボックスに立つのは、丸、だ。
絶体絶命のマウンドには、スアレスが上がった。
フルカウントからの7球目。
バッテリーの選択は、ストレート。
スアレス、多分今まで見た中で一番の腕の振りだった。
とてつもない威力の真っすぐ。
丸のバットスイングも相当な速さ、えげつなかったが、空を切って三振!
159キロのど真ん中!
スアレスほんの小さく、ほんとに小さく、ガッツポーズ。
テレビの前で大絶叫の私。
一切表情を変えず静かにベンチへ戻る背番号75。
その背中に、アルマゲドンの主題歌が流れた。(脳内)

さぁ、やっと振り返ろう。
6回裏だ。
サンズの2ランホームラン!
ベンチ前でのハッピーハンズにニューバージョンが生まれた!
今回の仕様は、指でハート、しかもおどけるステップ付きのコミカルなものとなっておりました(笑)
サンズの勝負強さが楽しい、ホームラン楽しい、ベンチ前楽しい。
要するにサンズ、楽しい(笑)

この前糸井は2ベース。代走出すタイミングも良かった。そして代走江越の三盗が効いた。
江越、あとは打つだけなのだ!(それが一番、難しいようで)

[今日のボーア]

2回。三走ボーアちゃん。スクイズの作戦に、藤本コーチからいっぱい指示が出る。
小さな藤本コーチのために、体をかがめて一生懸命聞くボーアちゃん。
スクイズ成功。
よく頑張りました◎

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