〈5/7 阪神 6-10 ヤクルト (甲子園)〉
勝:秋吉
敗:ドリス
「結果が全てです」―
3回5失点で降板した先発・球児のコメントが全てを語っているので、これ以上もないのだけど…
点の取られ方も悪かった。
1回表のバレンティンの3ランは2四球で溜めたランナー置いてのものだったし、3回表の雄平の2ランと先の3ランはバックスクリーンに放り込まれている。‘風が運んだ当たり’ではなかった。
球数も多かった。3回投げて79球。
甲子園は正直だ。ストライクをとった拍手より、ため息の方が大きくなった。
ただ、香田コーチは「あともう1回のチャンス」があると明言。
そうきたか。
それなら、心の持ち方はこうだ。
敗者復活戦。がんばれ。
スワローズ投手事情もなかなか大変なようで、ローテの谷間を中継ぎのペレスが先発。
球児もひどかったけど、ペレスもひどいものだった。
四死球6。5点の援護も全てはき出して、この二人の投手戦は5-5の両成敗。
両チーム継投に入り、7回表ドリスがつかまった。
これは擁護したい。
連投に加え、ひとつイニングが早いと感じた。
本塁でのアウトをセーフと判定される不運なジャッジもあった。
途中でベンチに下がったらいつもの陽気な顔はそこにはなかった。
当然負けもドリスにつくのだけど、この負けは球児とペレスに半分ずつツケといてっと思う。
試合は決していたけれど、8回裏、原口のホームラン。
レフトスタンドのややポール寄りへのボールの残像と、そのバッティングフォーム…記憶の中の城島が出てきて重なった。
これはほんとにとんでもないキャッチャーかもしれない。
[今日のゴメちゃん]
腰痛で離脱していた畠山が、6番ファーストで戻ってきた。
2回裏、チーム初ヒットで出塁したゴメちゃんは、畠山に何か言ってその背中をいたわるようにポンポンってした。
なんかたまらない気持ちになった。