
神戸地裁の法廷
2023年、神戸市西区で6歳の男の子を暴行死させ、遺体を遺棄した罪に問われている母親ら3人の裁判員裁判で、神戸地裁は、母親に懲役4年、叔母2人に懲役3年執行猶予5年を言い渡しました。
この裁判は、2023年6月、神戸市西区で穂坂修ちゃん(当時6歳)を鉄パイプで何度も殴るなどして死亡させ、遺体をスーツケースに入れて遺棄したとして母親(37)と叔母2人が傷害致死などの罪に問われたものです。
これまでの裁判で、母親は起訴内容を認めた一方で、叔母の1人は、同居していた修ちゃんの叔父に逆らえなかったなどと話していて、叔父の指示を拒否できたかが争点となっていました。
きょうの裁判員裁判の判決で神戸地裁の松田道別裁判長は、母親に対し、「息子を守るべき立場でありながら2度にわたり危険な暴行を加えた」と指摘。
一方で、「叔父から日常的に性暴力を受けるなど被害者としての一面がある」などとして、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
また、叔母の2人には、「叔父の命令を完全に拒否できない程極限的な状態だったとは言えない」とした一方で、叔父の指示を拒否できる「期待可能性」は相当程度低下していたなどとして、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。
事件を巡っては、大地被告の裁判の日程はまだ決まっていません。