障害者など、災害時に自力で避難することが難しい住民を対象に避難訓練

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障害のある人など、災害時に自力で避難することが難しい住民を安全に避難させる訓練が明石市で行われました。

訓練は、災害時に1人で避難することが難しい「要配慮者」の避難手順を定めた明石市の「個別避難計画」に基づいて行われました。

地域住民ををはじめ、医療や福祉関係者などおよそ30人が参加し、南海トラフ地震の発生により明石市で震度6強を観測し市内全域で停電が起きた想定で実施されました。

集まった住民たちは人工呼吸器が欠かせない子どもがいる住宅を訪れて安否を確認し、保健所を通じて医療機関へ支援を要請。

酸素ボンベや食料など避難生活に必要な物資をカートに積み、母親から子どもを乗せるバギーの取り出し方などについて教わります。

その後、およそ1キロを歩き、避難先の病院が備える非常用の電源に人工呼吸器をつなぐまでの手順を確認しました。

明石市は今後も、地域や関係機関と連携し災害時に誰一人取り残さない体制づくりを進めていくとしています。

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