高校生が浄瑠璃の魅力を授業 中高生を対象に

  • X
  • Facebook
  • LINE

南あわじ市に住む高校生が、浄瑠璃や伝統楽器の魅力を若い世代に伝えようと、中高生を対象に体験授業を開きました。

授業を企画したのは、通信制のN高等学校に通う2年生、中瀬結愛さんです。

浄瑠璃の舞台で活躍するプロの三味線奏者を目指し、稽古に励んでいます。

中瀬さんは、南あわじ市立南淡中学校に通っていたころに、淡路人形浄瑠璃を継承する部活動「郷土芸能部」に所属し、三味線に出会いました。

南あわじ市では、2028年9月から中学校の部活動が完全に地域移行されることになっていて、郷土芸能部の生徒が淡路人形浄瑠璃などを体験する活動がその後も続けられるかどうかは、決まっていません。

中瀬さんは、学校生活の中で伝統芸能を学ぶ機会を守りたいとの思いから今回の課外授業を企画しました。

授業には、日本文化の魅力を伝えるワークショップなどを開く団体も参加し、N高グループの高校と中等部に通う生徒に淡路人形浄瑠璃の歴史や三味線の魅力などを伝えました。

その後、生徒たちは、クッキー缶やホームセンターで手に入るロープや木材などを使い三味線に模した楽器づくりに挑戦。

中瀬さんが調律をし、本物さながらの繊細な音色を楽しみました。

中瀬さんは、今後南あわじ市でもワークショップを開き、中高生をはじめ若い世代に浄瑠璃や三味線の魅力を発信していくということです。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。