播磨灘カキ大量死で兵庫県がふるさと納税活用 斎藤知事「観光誘客につなげる」

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不漁に見舞われている播磨灘のカキの産地を支援しようと、兵庫県はふるさと納税を活用し寄付を募る新たなプロジェクトを17日、発表しました。

瀬戸内海沿岸で相次ぐ養殖のカキの大量死を巡っては、全国4位の生産量を誇る兵庫県でも、播磨灘のカキの8割が死滅する深刻な被害が出ていて、県の補正予算でマガキ養殖業者の資金繰りなどを支援することが決まっています。

兵庫県は17日、更なる支援策としてふるさと納税を活用した「播磨灘の牡蠣応援プロジェクト」を発表。

目標額は600万円で、県への寄付金を、西播磨地域での、新たな観光メニューづくりなどに活用し、今後の観光への誘客につなげたいとしています。

兵庫県 斎藤元彦知事

「まずは事業者への支援金については、別途資金繰り支援などでしっかりやらせていただいております。大切なのはこれから中長期的に、西播磨地域の観光をカキに加えて、様々な観光誘客をベースアップしていくということが大事だと思いますので、それが中長期的には観光事業者やカキの生産者にも寄与する」

また、16日姫路市内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、ニワトリ24万羽の殺処分が進められていることについて、県は17日午後4時現在、約25パーセントの殺処分を完了したと発表。

斎藤知事は「殺処分の対応に当たる県職員の心のケアも行う」としています。

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