南あわじ市の漁港で春の味覚「淡路島サクラマス」の稚魚が放流され、今シーズンの養殖が始まりました。
南あわじ市の福良漁港で放流されたのは養殖用のサクラマスの稚魚約12000匹です。
身が美しいピンク色で桜の時期に旬を迎える「サクラマス」は上品な脂と濃厚な甘みが特長で、ハモと3年とらふぐがシーズンを終える春に売り出そうと福良漁港では2015年からサクラマスの養殖に取り組んでいます。
福良湾は水温が低く鳴門海峡の速い潮流がサクラマスの成育に適していますが、ことしは猛暑の影響で例年より稚魚が小さくなったということでこれから春にかけて1キロ以上に育てていくということです。
【福良漁業協同組合 前田若男組合長】
「元気な稚魚が入ったので期待でいっぱい。サクラマスは新鮮なものを刺身で食べるのがおいしいですが、和洋中いろいろな食べ方をしてもどの料理にも合う」
成長した「淡路島サクラマス」は2026年3月10日に解禁され島内の飲食店や宿泊施設などで提供されます。
