元県警巡査部長の男が初公判で起訴内容認める 大麻所持などの罪

  • X
  • Facebook
  • LINE

自宅で大麻を所持するなどして麻薬取締法違反の罪に問われている兵庫県警の巡査部長だった男(42)の初公判が神戸地裁で行われ、男は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、葺合警察署地域第2課に勤めていた元巡査部長の男(42)は、2025年6月から10月にかけて、明石警察署の元巡査(24)ら2人に大麻を譲り渡した上、自身でも所持し使用したとして麻薬取締法違反の罪に問われています。

12月15日、神戸地裁で開かれた初公判で男は、起訴内容を認め、「仕事の実績に関する悩みや家事、育児の悩みを抱えていた」と話した他、譲り渡した理由については「頼られていると思った」と説明しました。

検察側は、「警察官という立場でありながら自身で大麻を使用するにとどまらず後輩の警察官らにも譲渡したことは強い非難に値する」「使用量も少量とは言えない」などとして拘禁刑3年を求刑。

一方、弁護側は、「深く反省し、譲渡したのも親しい2人だけである」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は2026年1月15日に言い渡されます。

兵庫県警では、巡査部長だった男(42)から大麻を譲り受けたとされる元巡査が

執行猶予付きの判決を言い渡されていて、2人はいずれも11月、懲戒免職処分となっています。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。