
神戸地方裁判所
2023年、神戸市西区で6歳の男の子を暴行死させ、遺体を遺棄した罪に問われている母親ら3人の裁判員裁判で、検察側は母親に懲役8年叔母2人に懲役7年を求刑しました。
この裁判は、2023年6月、神戸市西区で当時6歳だった男児を暴行死させた上、遺体を遺棄したとして、母親(37)と叔母2人が傷害致死などの罪に問われているものです。
これまでに母親は起訴内容を認めた一方、叔母2人は、同居していた叔父に逆らえなかったなどと話していて、裁判では、叔父の指示を拒否できたかが、争点となっています。
検察側は、論告で「3人は外部に助けを求めることができた」と指摘。
その上で「叔父からの自分たちへの被害を最小限にしようと男児を犠牲にした」などとして母親の(37)に懲役8年、叔母の2人に懲役7年を求刑しました。
一方、弁護側は、「暴力による強い支配があって逃れられなかった」などとして母親には、執行猶予付きの判決を求めた他、叔母2人については、無罪を主張しました。
裁判は結審し、判決は2026年1月14日に言い渡されます。
一方、叔父の裁判の日程は、決まっていません。