サッカーJ1の、ヴィッセル神戸は12月6日、京都サンガFCとのリーグ最終節に敗れ、5位でシーズンを終えました。
前の試合で退任が発表された吉田孝行監督に神戸のサポーターからも惜しむ声が聞かれました。
吉田孝行監督は、ヴィッセル神戸で3度監督を務め、2023年には、チームをクラブ創設29年目で初のリーグ制覇に導きました。
昨シーズンはリーグ2連覇と天皇杯優勝の2冠を達成しましたが、今シーズンは主力のけがも相次ぐなど振るわず無冠に終わりました。
ヴィッセル神戸 吉田孝行監督
「一つ一つの歯車が合っていなかったので、5位という結果に終わったのかなと思います。そこはすべて自分の責任です。今後のことは新しい監督が来て、新しいサッカーになって戦術も変わってというところがあると思うので、なんとも言えないですけど、ヴィッセルらしさは継続していってもらえればと思っています」
チームに多くの功績をもたらした吉田監督が今シーズン限りで退任することについて神戸のサポーターは。
「すごく悲しいしつらい。一緒にやりたかったという気持ちはありますけど、次頑張ってください。また戻ってきてほしいです」
「驚いてはいますけど、辞めたらあの監督さんはいい監督さんやったなとなると思います。誰が監督になっても」
「寂しくなりますけどまた新しいところで頑張ってほしいなと思います。結果残しているので今までの監督の中でも吉田監督H特別かなというのはあります」
吉田監督は12月9日、ノエビアスタジアム神戸で行われるアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの試合で最後の指揮をとります。
吉田監督は兵庫県川西市出身で滝川第二高校出身。横浜フリュ―ゲルスやFマリノスを経て、神戸では6シーズンプレー。FWやMFとして活躍しました。神戸でコーチを経験し、2017年からは3年で2度監督を務めました。2022年途中から3度目の指揮。最下位だったチームを立て直し、J1残留を果たしました。
そして2023年にはJ1初優勝。2024年にはリーグ連覇と天皇杯の2冠達成。
クラブを強豪へと押し上げました。
12月8日、J1清水が吉田さんの新監督就任を正式に発表しました。
