兵庫県議会の12月定例会は、12月5日、各会派による代表質問が行われ、来年度の当初予算案やカキの大量死に対する県の対策などについて質問が出ました。
5日、開かれた兵庫県議会の本会議では、自民、維新、公明、県民連合の会派による代表質問が行われました。
自由民主党の吉岡健県議は「厳しい財政状況が続く中、今後、県庁舎の整備などを控えているが、来年度の当初予算案をどのように作るのか」と斎藤知事に質問しました。
吉岡健県議
「収支均衡の達成や今後の実質公債費比率の抑制に向けて、令和8年度当初予算をどのように編成していこうと考えているか?」
斎藤知事
「社会保障費の自然増に加え、物価や金利上昇に対応する必要があり、来年度の本県の財政見通しは一層厳しい状況。一方、高等教育の負担軽減や公立高校の環境整備、防災減災対策の強化など、兵庫の未来に向けた取り組みを実施する必要がある。選択と集中による事業の重点化を図ることで収支均衡の予算を目指す」
維新の会の飯島義雄県議は、播磨灘で深刻化している養殖マガキの大量死について、県の対応を問いました。
飯島義雄県議
「今後、養殖事業者が安心して事業継続するためにもマガキの大量死の原因究明は不可欠である。きめ細やかな経営支援など今後の対応策を求めます」
斎藤知事
「(原因は)夏の高水温やエサの発生が少なかったとされているが漁業関係者から要望もいただいた。先日現地を視察しましたが、より詳しい原因究明に向けて国や他県と連携体制を構築して情報共有を図り、早急に支援を実施する」
12月定例会は12月12日まで開かれ、8日と9日には一般質問が行われる予定です。
