
「はやにえ」の習性を持つモズの標本

野鳥のモズが獲物を木の枝に刺す習性「はやにえ」をテーマにした特別展が丹波市の博物館で開かれています。
木の枝に刺さったウシガエルやテナガエビ。
一見、不思議なこの光景は、モズが残した「はやにえ」呼ばれるものです。
丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアムでは、野鳥のモズが持つ習性「はやにえ」にスポットを当てた特別展が開かれています。
モズは全長およそ20センチのスズメの仲間で、エサとなる昆虫やネズミなどを木の枝やトゲに刺して放置します。
この「はやにえ」は、冬などエサが取れにくくなる時のために備蓄する行動とも言われますが、その理由ははっきりとしていません。
会場には「はやにえ」の標本や写真がおよそ100点並び、かわいらしい見た目とは対照的なモズの「小さなハンター」としての姿に迫ることができます。
この特別展は来月21日まで開かれています。