元県議への虚偽投稿で名誉毀損 立花孝志容疑者を起訴 神戸地検

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自身の演説やSNSで元兵庫県議の名誉を傷つける発言をしたとして、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が28日、名誉毀損の罪で起訴されました。

名誉毀損の罪で起訴されたのは、政治団体「NHK党」党首の立花孝志被告(58)です。

この事件は、2024年12月と2025年1月、立花被告が自身のSNSや演説で竹内英明元県議について「警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」などと事実無根の情報を発信し、名誉を傷つけたとして11月9日に逮捕されたものです。

竹内さんは、県議会の百条委員会で斎藤知事の疑惑告発文書問題を調査していましたが、SNSなどによる自身への誹謗中傷が過熱し2024年11月に辞職。

2025年1月に自宅で死亡が確認されました。

立花被告に接見した弁護士によると、2024年12月の発言について、立花被告は「真実相当性」はあったと述べ、竹内さんが亡くなった後の投稿については「虚偽の認識はなかった」といずれも違法性はないとの認識を示し、当初は罪の成立を争う姿勢を示していましたが、弁護人に選任された別の弁護士は14日、一転して立花被告が真実相当性は争わないとユーチューブで表明。

遺族に謝罪し、示談を申し入れるとしました。

しかし遺族側の弁護士は「刑を軽くしたいというだけの身勝手な考えで言っているのは、誰が見ても明らか」と批判。

遺族は示談を拒否していました。

今回の起訴で、告発文書の問題を巡って横行した中傷の一端が刑事事件で争われることになります。

立花被告が、うその情報だとどこまで認識していたかが焦点で、裁判での主張が注目されます。

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