11月24日午前、東灘警察署の一室で、取り調べを受けていた男性が左胸などから血を流した状態で見つかりました。
男は1人になったすきに自らナイフで刺したとみられ警察が経緯を調べています。
11月24日午前11時前、東灘警察署内にある相談室で、道路交通法違反の疑いで任意で事情を聴かれていた会社員の男性(63)が、左胸にナイフが刺さった状態で腹などから血を流しているのを署員が見つけました。
警察によりますと、取り調べの担当の署員が別室に書類を取りに行き、1人だけになった際に、刃渡り約10センチの果物ナイフで自ら刺したとみられています。
男性は、命に別条はなく軽傷です。
東灘署は、取り調べ前に男性の所持品検査を行ったということですが果物ナイフを持ち込んでいることに気づくことができませんでした。
兵庫県警では、取り調べの対象者を一人きりすることを内規で禁止していて東灘署の岩崎智也副署長は、「同種の事案の防止に努めたい」とコメントしています。
