災害時に役立つ、防災食を使った料理のレシピを競うイベントが、24日に兵庫県西宮市で開かれました。
西宮市の公民館で行われたのは「防災食レシピ甲子園in西宮」です。
防災食とは、日常的に食べているものを消費しながら備蓄する食材のこと。
防災への関心を高めようと、西宮市と商工会議所女性会が初めて企画しました。
書類審査を通過した5チームが参加し、審査員を前に調理を披露。
パスタを水で戻したり、ビニール袋で材料を混ぜたりと、被災地での調理を想定した「手軽で省エネ」な工夫が光ります。
審査には石井市長らが参加し、厳正な審査の結果、ホットケーキミックスにトマトジュースなどを混ぜて作る「ピザ風蒸しパン」が最優秀賞に選ばれました。
参加チームには、市内企業の商品詰め合わせが贈られ、参加者は、防災の重要性を改めて学んでいました。
防災食レシピ甲子園in西宮 八上祐子実行委員長
「調理が簡単で色合いもいい栄養素などを、応募の段階から皆さん意識してくださった。防災食 ローリングストックを各家で持っておく意識付けできたら」
最終審査に選ばれた5品のレシピは、12月1日から西宮市のホームページで公開される予定です。

