9割以上が死滅 カキ不漁で県関連の国会議員らが室津漁港を視察

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  • 視察する加田議員と末松議員ら

本格的なシーズンを迎えるカキが不漁に見舞われている問題を受け、養殖の振興に取り組む国会議員らが、11月22日、兵庫県内有数の産地 たつの市と赤穂市の漁港を視察しました。

「殻ばっかりだ…」

兵庫県たつの市御津町の室津漁港には、全国のカキの産地の自民党国会議員でつくる「牡蠣養殖に関する議員連盟」幹事長代行の末松信介参議院議員や、加田裕之参議院議員など、県議や市議ら8人が訪れました。

揖保川からの豊富な栄養分を受けて大きく育つ室津産のカキですが、ことしは9割以上が死滅する深刻な状況に陥っています。

視察する議員「殻ばっかりだ…」

意見交換会では、夏場の海水温の上昇や雨量の少なさによるエサ不足が影響した可能性があることが説明された他、地元の漁師からは、収入面について不安の声が上がりました。

末松参議院議員

「9割以上のカキが育っていない。人から聞いていた情報よりもっと大きい被害だということが分かった」

加田参議院議員

「しっかりとした原因究明と強い品種も作っていく。長期的な課題もあると感じた」

漁業者は

「パートの人や働いている外国人の雇用の問題もあるので、いろいろな面で力になってほしい。この時期になってカキ楽しみにしていたというお客さんに売れないのが心苦しい」

末松議員らは11月21日、木原稔官房長官に対し、養殖業者への財政支援などを求める要望書を提出しています。

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