
生理痛を体験する装置

11月17日、女性が抱える健康課題について理解を深め、多様な働き方につなげるためのワークショップが兵庫県神戸市で開かれました。
この取り組みは、生理痛や更年期など、女性が抱える健康の悩みを聞き、女性が働きやすい社会を企業と共に考えようと神戸市が企画しました。
ワークショップには神戸市内で働く女性や市内の企業の人事・総務担当者ら約50人が参加しました。
特に男性からは理解が得られにくい女性特有の健康課題について医師から説明を受けた参加者たちは、実際に装置を使って生理痛を体験しました。
体験者
「痛い痛い!」
グループに分かれての意見交換では、女性側、企業側それぞれの悩みや疑問を書き出し、女性が生き生きと働きやすい制度をいかにしてつくっていくべきかが話し合われました。
女性は―
「男性から大丈夫かと聞かれると大丈夫、放っておいてくださいと言いたくなる。どれくらい関係性をつくっていくかが大事」
企業側はー
「男性も女性のことが分からないことが多いので、少しでも分からないことを共有して手助けできることがあれば」
神戸市地域協働局SDGs推進課 山田有紗係長
「生理痛や更年期などが個人の問題としておさまりがちで、それを組織の問題として取り組んでいくことが大事」
神戸市は今後も、女性の生の声を発信するイベントを実施していきたいとしています。