昭和の風情残す 宝塚市唯一の銭湯「ほっこり湯」 2027年3月で営業終了へ

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兵庫県宝塚市唯一の銭湯「ほっこり湯」が、施設の老朽化や市の財政難を理由に2027年3月に営業を終了することになりました。50年以上にわたり市民に愛されてきた憩いの場を取材しました。

目盛式の体重計。昔ながらの番台。

昭和の風情が漂います。

宝塚市唯一の銭湯「ほっこり湯」入浴料は、大人350円、学生は250円です。

10人ほどのスタッフが交代で午前7時から準備し午後1時に開店。

年中無休で市民の憩いの場を守り続けています。

内風呂が少なかった1970年。

宝塚市が「市立蔵人共同浴場」として開設。

以降「わかくさ湯」の愛称で地元自治会が運営してきました。

阪神淡路大震災の際には、発災からわずか6日後に営業を再開。

被災した市民の心と体を温めてきました。

2013年3月に一度、閉鎖となりましたが市民からの強い要望を受けNPO法人が、「ほっこり湯」に名前を変え、運営してきました。

しかし・・・。

設備の老朽化や市の財政難などを理由に廃止が決定。

「ほっこり湯」は、2027年の3月に営業が終了します。

1日100人以上が利用する地域コミュニティーの閉鎖にスタッフたちは寂しい気持ちを抱えながらも前を向いています。

営業が終わる最後の日まで。

「ほっこり」と心と体を温めます。

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