垂水区の踏切での死亡事故受け「歩行者だまり」確保へ 工事始まる

  • X
  • Facebook
  • LINE

2025年1月、神戸市垂水区の踏切で女性2人が電車にはねられ死亡した事故を受け、現場の踏切で歩行者の待機スペースを確保するための工事が始まりました。

神戸市垂水区西舞子にある山陽電鉄の山田川西踏切では歩行者の待機スペースをつくるための工事が進められています。

この踏切を巡っては2025年1月、誤って線路内で信号待ちをしていたとみられる中国籍の20代の女性2人が電車と接触し死亡する事故がありました。

事故の後、国交省や神戸市、それに県警などが現場の調査を重ね、遮断棒と国道2号線の間にある待機スペースに傾斜があり幅が約1メートルと狭いため危険だと判断。

信号待ちをする待機スペース「歩行者だまり」を確保し、緩やかに国道側へ移動できるようスロープを設置することになりました。

今回の工事では踏切の目の前にある横断歩道を西に約13メートル移し、線路に沿って幅1・3メートルのスロープを設置することで歩行者のためのスペースを確保し、車いすやベビーカーの利用者も安心して踏切を利用できるようになるということです。

【兵庫国道事務所 小丸博司副所長】

「『歩行者だまり』のスペースを設けることで安心して信号待ち 踏切待ちができるようになる。安全に工事してまいりますのでご協力よろしくお願いします」

工事は2026年3月末まで行われる予定で踏切は11月10日午後9時から工事終了まで終日通行止めとなります。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。